下学上達
2008 / 01 / 27 ( Sun )
漢字検定の学習を通して新しく色々と好きな言葉が増えました。
あまり使われないけど、こんなにも深く素晴らしい言葉があるのですね。
漢検公式HPに、合格祈願の絵馬が投稿できるコーナーがあるのですが、
準2級を初めて受験するとき、絵馬に表示させる四字熟語を選択する欄があって、
その選択肢の中に、この「下学上達」という四字熟語がありました。
意味を知らなかったので辞書で調べようとしたのですが、
「げがくじょうたつ」と読み違えていたので中々みつからず、
やっと正しい読みを知って改めて意味を調べ、その意味を知り、
自分にとって座右の銘にしたいほど気に入りました。
簡単に言えば、まず日常の、身近で手近なことから学び始め、
段々深い学問へと進んでいくことです。
何を始めるにも、まず順序というものがあります。何事も基礎の基礎から。
地球温暖化とか人間活動による様々な環境問題を考えるときも、
いきなり地球規模で物事を見ようとしても、そこに解決策など見えません。
まずは日常の、自分の一日の生活を振返り、自分の身の回りにどんなものがあって、
どんなものを食べて、どんなものを買って、どんなものをどんなときに使って、
どんなゴミを出しているか。水や電気やガスをどんなときにどれだけ使ってるか。
自分の生活の在り方から見直さなければいけません。
「灯台もと暗し」という諺があるように、遠くばかりを見ていて、足元を見ていないのでは、
その物事の本質はつかめないものだと思います。
ビオトープ管理士になりたいからといって、その道の専門書や入門書から始めるよりも、
まず野外に出て、名前の知らない動植物を図鑑で調べることから始めてます。
専門的な知識だけでは、環境保全の本質がやはり見えないままですし、
それではかえって逆効果になりませんからね。
その結果、昔からあたりまえのようにあった植物や動物が、
実は外来種だった事が分かったりしたわけです。それで、生物分類技能検定を試し、
合格したことを一つの糧に、いよいよビオトープ管理士の受験勉強を通して、
地球規模の環境問題を考えるにあたり、まず生態系のしくみを知りたい、
地球の歴史を知りたい、というところから、自然を正しく守れる方法を
見出せる知識を身につけて生きたい、という風に自然に気持ちがより深く趣いていくわけです。
エコロジーを考えるなら、まずは身近な動植物の種類を知ることや、
自分の生活の仕方から考えてみる事から始めた方が、遠回りでも正しい理解が身に付くと思います。
遠回りをしないで近道ばかりしようとするから・・うわべだけの浅いエコ知識となって、
言葉だけが独り歩きしてしまうのだと思います。
漢字検定を始めるなら、まず小学校低学年で習う漢字の中から好きな漢字を、
「とめ」「はね」「はらい」に気をつけて、きちんと正しく書けるようにすることから。
それと、余計なプライドとか見栄とか肩書きは学習中くらいは下ろしておきましょう(笑)
上達するには、下学から。