温暖化対策に原子力?
2008 / 03 / 21 ( Fri )
温暖化対策には原子力利用の拡大が不可欠!!
・・という訴えを聞いて、そうだその通りだと後押しするのはあまりに危険すぎると感じるのは
私だけなのでしょうか。
それも一理あるかもしれませんが、賛同はできません。
確かに温室効果ガスを排出しないメリットはあります。確かに温暖化防止にはなるかもしれません。
ただ、その記事を読んだだけでは廃棄物処理については何も触れてないんですよね。
そこが本当の要の部分であるのに、廃棄物をどう処理するのか、環境や人間を含む生き物に
悪影響を与えずにちゃんと処理できる技術があるのか、そこが分からなければ、
少なくとも賛同はできません。結局不都合なところをまたダークボックスに押し込めたままでの
推進活動にも思えます。温暖化さえ防止できればよい、わけじゃないんですよね。
仮に原子力利用拡大によって温暖化が防止できたところで、
原子力エネルギーによって新たな処理不可能な廃棄物が
地球上に大量に蓄積されてしまうのであれば、
温暖化以上に人の力ではどうすることもできない廃棄物問題が生じるでしょう。
今だって、原子力発電から生じた沢山の廃棄物が処理しきれずに放置されてる現状があるのに。
しまいには無限の宇宙の彼方なら・・という話にまで拡大する可能性もあるでしょう。
・・何となく、悪循環に陥りそうな予感がします。現在の家庭や社会を見直し、
無駄にエネルギーが消費されている不要なものを間伐したり、節約したりしながら、
エネルギー消費量を個人から地域、企業、国家、各レベルで抑えていく一人一人の
努力が第一、なはずなのではないでしょうか。
むしろ、それを第一に訴えるべきなのではないでしょうか。
原子力エネルギー利用をもっと拡大すれば、そんな努力も必要なく、
これからも今のままで豊かで便利にやっていける、
という意味に取れてしまうような気もします。
人間が生きるために原子力というエネルギーに依存するのは多分、相当に危険なことに思います。
今となってはなくてはならないかもしれませんが、安易に拡大するのは危険すぎると思います。
こればかりは、自然の力ではどうにもならないことですからね。
人間の活動力が自然の力をも超えてしまったとき、最終的には人間の身体も精神も、
そしてそんな人間の暮らす社会も脆くなり、自然と共に崩壊するおそれがあるような気がします。
自然の正しいしくみを真剣に学んでいると、そういう見方や考え方が私の中で生じてくるのです。