利益還元
2008 / 05 / 14 ( Wed )
前にも何度か同じようなことを書いてきたかもしれませんが、
一応復習のつもりで(ぇ)
「エコ」には、
生態学や生活の場の科学という意味でのエコロジー(ecorogy)と、
経済学や生活の場の管理であるエコノミックス(economics)、
2種類の「エコ」があります。だから、エコについて考えるなら、
いずれか一方だけを考えれば良いというのではなく、
生態系的な面からも、経済的な面からも、両面から捉えて考えていかなければならないものと考えます。
つまり、生態系と経済、両方のバランスが調和されていてこそ、
健全な環境とそこに生活する全ての生き物達の健全な生存が維持されるもの、ともいえるのではないかと思います。
自然を守ることは大切で良いこと、ではありますが、実際問題、
自然保護にむけた活動を経済面から考えたとき、経済界を支える人達にとってはおそらく、
経済面の停滞、あるいは衰退をおそれるかもしれません。
自然保護によって今までのように思うように開発が出来なくなる、経済的な利益が損なわれる、
でもだからといって自然保護をないがしろにするわけにもいかず、
結局自然は保護しようと表向きには良い言葉を投げかけておきながら実際には経済的利益優先で、環境に優しい最新技術での開発とか環境に悪影響を与えない程度の開発などと称しながら
結局経済的利益目的による自然破壊を進めてしまう。そのツケが回ってくるのは次世代以降だろうから、
少なくとも自分が生きてる間は大丈夫、なんて考えなんじゃないでしょうか。
人間は良くも悪くも賢い生き物ですし、私もまた人間ですから、
そんな考えで今の自然環境の地球規模での危機的状態を見てみぬフリをしてを進めようとする
考えの人も少なくないことぐらいは察しがついてしまいます。
最近のニュースの記事で見かけましたが、自然保護団体などの存在を、
今後の更なるグローバル化を進める上で脅威と感じているらしいです、経済で活躍するお偉方にとっては。
別に人間社会を脅かそうとして活動してるわけじゃないはずです、自然保護活動というのは。
逆に環境問題を差し置いて更に自然を破壊しながら経済利益優先でグローバル化を進める
権力者たちのほうが、脅威に感じるぐらいです。
今の経済社会が自然を過剰に利用することで維持されているため、
このままでは自然が経済の為に利用し尽くされてしまい、
自然は失われ、経済も依存すべき自然を失って将来的に共倒れになってしまうことに、
気付いた人たちが必死で呼びかけているのですよ、経済と自然のバランスの大切さを。
自然だけを守ろうとしてるわけじゃない。経済を壊そうとしてるわけじゃない、
自然の恵みで得た経済の利益をこれからは自然に少しずつでも還していくべきではないでしょうか、
人として。
経済面がこれほどまでに発展できたのは、自然の様々な恵み・・様々な自然の資源のおかげですよね。
経済のもたらす豊かさや便利さは、全ては豊かな自然を利用することによって得られたものです。
私達は、沢山の自然の恵みのおかげで、今の生活をしているのです。
自然生態系を利用することで得た今の豊かで便利な経済であるならば、
経済のために自然が沢山利用され、経済は豊かになり、その豊かさに味をしめて、
経済をもっともっと発展させるためにと、欲張った結果、自然は経済の為に過剰に利用されすぎて、
すっかりほころんでしまっている状態なのです。自然を本当に大切なものと思うならば、
今度は自然を沢山利用することで得た経済界での沢山の利益を自然界に還元してやるべきでは
ないかと思うのです。
それが自然に対する恩恵と愛情であり、我々人類はその気持ちを、我々生命の源が誕生した自然に対して、
いえ地球という生態系に対して示すべきではないでしょうか。
それとも、今の経済的利益を手放したくなくて、もっと欲張ろうとするでしょうか。
その気持ちは、残り少ない自然を更に破壊してしまう行動につながり、いつしか自然は利用し尽くされ、
それによって経済も維持や発展に必要な自然を失って、自然と共に崩壊する結果を生み出すのでは
ないでしょうか。
ここで話を最初に戻します。
自然保護の為に経済の利益を自然に還元すること、経済での利益を削ること、
今の豊かさや便利さを自然の保護・再生のために少し犠牲にすること、それらが必要であるなら、
自然保護は経済面にとって不都合で不利益なので良くないことだといえるでしょうか?
経済面にマイナスな影響が出るからといって、自然保護に対して消極的な姿勢でいいでしょうか?
今の利益にすがりついたままでいいでしょうか?
沢山の自然を利用して発展した経済。その自然がピンチであるなら、
今度は経済から自然へと、利益を還元してやらなければならないはずですよね。
それが本当の、自然と経済、両面どちらの環境にとっても優しいエコ活動だと思うのです。